竜串に現存する「一番古いシャコガイ」と思われるのが これ !
「海のギャラリー」に展示されている ヒレシャコガイ。
殻径が25cm程で 「竜串沖15m」 と表示。
「海のギャラリー」は 1967(昭和42)年2月に開館していますので
およそ50年前の貝と推定されます。
「海のギャラリー」は、建築家の故林雅子さんが設計したのですが
屋根の形をこのシャコガイからイメージしたと言われています。
台風16号が消えたかと思いきや、台風17号が発生、でも次第に北東の方にそれる見込み。
8月が悪かっただけに、この秋はお天気が続いて欲しいと思います。
さて、私の名前は、「イシガキイシダイ」 と言い、イシダイとイシガキダイのハーフです。
魚類の同種の中では生殖時期が微妙にずれるなどして、「雑種」 が出来にくいように
なっていますが、イシダイとイシガキダイは生息場所も生殖時期もほぼ同じ。
従ってこのような事がまれに起こるのです。
1970年、近畿大学が、イシダイとイシガキダイを交配し雑種を作りましたが、
これを 「キンダイ」 と命名(近大・近鯛)。
イシダイの老成魚はクチグロ、イシガキダイの老成魚はクチジロと呼ばれますが、
このキンダイは、全体が黒っぽくなり見栄えのしない魚となったようです。
船長が潜る土佐清水の海では、イシガキイシダイの大物は見たことがありません。
自然界の中では、長生きでは無いのかも知れませんね !